外注している販促物を内製化して、 納期短縮+コスト削減しませんか?
2021/08/25 00:00

販促施策に欠かせない、ポスターやチラシなどの販促物。お客様への情報はタイムリーに提供したいが、小ロットの印刷を外部に頼めば、時間もコストもかさんでしまうし、 外注したものの、修正が入ったり、思ったより使用せず在庫の山が・・と課題を感じていませんか?
今回は、そういった販促物制作のお悩みを解決する『内製化』のメリットや方法をご紹介します。


販促物の内製化

外注から内製化に切り替えるメリットとは?

内製化のメリット

① 販促物の製作コストが下がる
外注の20分の1ぐらいの価格で作成できます。多種多様な販促物を小ロットで外注すると、データごとの入稿作業など作業時間もコストもかさみます。内製化する体制を整えれば、そのような手間やコストを削減できます。

② 納期が急ぎの販促ツールでも作成できる
外注に出すと印刷から納品まで最低2日ほど見込まないといけないので、急ぎの印刷の納期などが間に合わなくなることがあります。内製できれば、突発的な作成にも対応可能である為、スピーディな販促活動が可能です。

③ 小ロット作成ができる
1枚のみ外注に出すと、製作費が高くなりがちですが、内製化すると1枚から製作できます。

実際に販促物を内製化をするとどれぐらいの費用感で作成できるのか?

製作物の費用感

  A1ポスター1枚当たりの費用感 看板作成の㎡の費用感

内製

100円~300円

1㎡当たり690円

外注

6000円~

1㎡当たり5000円

ポイント

ロール紙1本で35枚ほどA1ポスターを
作ることができるので、 外注を内製化するだけで
ポスター1枚当たり5700円ほどのコスト削減ができる

1㎡当たりで4310円コスト削減ができる

※費用感はあくまで一例です。発注部数や仕様によって異なります。

販促ツール内製化にあたり必要になるものとは?

印刷機などの設備や資材の準備

制作したい販促物によりますが、主に下記の様な設備・資材が必要です。



さらに、カッティングマシンや名刺カッターがあれば、さらに一歩進んだ販促物が内製化できます。

制作する人材の育成

販促物を制作するスタッフの確保・育成も必要です。
社内で制作が難しい場合は、デザインのみ外注し、出力のみ内製化する方法もあります。

プリンターにはどのような種類があるのか?

プリンターの種類・特徴

販促物の内製化に最適な大判プリンターは大きく分けて水性プリンターラテックスプリンターの2種類が挙げられます。

水性大判インクジェットプリンター

屋内掲示用ポスターの印刷に主に用いるプリンター

< 費用感 >

A1サイズ用30万円前後 B0サイズ用は60万円前後

< 色数で仕上がりに差があります >

色味も4色や8色さらにグレードの高い10色などあります。

4色機

基本的ポスター印刷用途であれば、性能も上がってきているので4色機で十分対応可能

8色機

人物の印刷や食品の印刷で色味が重要な場合に適している機種

10色機以上

印刷会社などプロが使う非常にハイグレードな機種

【水性大判プリンターのメーカー特徴】

EPSON

スピンドルレスでロール紙の取り付けが楽。黒の発色が良く、印刷会社に最も入っており色校正にも用いられている

Canon

他社と比べると印刷スピードが速い、インク単価が他よりも高い、メンテナンスが速い

hp

ジャストサイズカットができ、お手頃価格。

ラテックスプリンター

屋外看板や内装を作成するときに用いるプリンター
様々な素材に印刷できる為、ポスターを内製化以外にも、さらにほかの部分も内製をしたいというお客様向け
外注コストと比べると80%以上削減できる
プリンター1台の価格はおおよそ250万円前後

【ラテックスプリンターのメーカー特徴】

hp

インクの乾燥時間が不要だが、インクが水性のため無臭。ラミなしで屋外に3年ほど掲載できる。
導入することで店内装飾の大半を内製化できるようになる。フロアシートや壁紙屋外サインも作成ができる。

プリンターと合わせて必要になるもの

ラミネートフィルム

ラミネートとは?

ラミネートとは、印刷物の保存性を高めるため、ラミネートフィルムを印刷物の両面、又は片面に貼ること。また、使用するフィルムの光沢性により、付加的に高級感が得られます。

ラミネート加工をする必要性

まず出力紙の染料、インクの退色を防止すること。変退色要因の酸素(オゾン)、湿度、光をラミネートフィルムが遮断します。次に、ラミネートフィルムの光沢性により、インク等では出すことができない高級感を付与することができます。また、紙や印刷インクの耐衝撃性や引裂強度を向上させ基材の補強をはかるという表面保護の役割があります。紙だけだと湿度に負け弱ってしまうので、それを防ぐためにラミネート加工をしている場合もあります。
また、紙面とインク面との接着力が弱い出力紙で、ラミネートフィルムを貼ることにより、耐磨耗性を向上させることができます。

ラミネート加工

ロール紙の種類

・マット紙

比較的安価な用紙でデザインのみのポスターなどに使用する大判インクジェットロール紙の中でも、表面がマットコーティングされたマットコート紙は、最もポピュラーでお手頃価格な素材の一つです。

・光沢紙

人物や食べ物など色味をきれいに印刷したいときに使う用紙
紙ベースの用紙の中では比較的高価であり、高級感を演出できる。

・合成紙

水に強く短期間であれば半屋外でも使用できる用紙、紙ではなく、フィルム系のロール紙。紙と異なり、破れにくく耐久性に優れているのが最大の特徴。(切れ目が入っている場合は、裂ける可能性がある。)
フィルム系の為、ある程度の耐水性もあり、短期屋外使用も可能。色鮮やかなポスター・POP・バナー・パネル貼りなどに適している。一般的には、表面マットタイプが主流になり、インクの吸収が早く、速乾性に優れている。


合成紙と同じ素材で裏面に、スマホ保護フィルムのような静電気の加工がされており、窓ガラスやタイル面などの平滑な場所に貼ることができる吸着合成紙もあります。

・クロス

インクジェットロール紙の中には、紙・フィルム以外にも布タイプのロール紙もあります。(不織布タイプ、ポリエステル薄手・厚手等)
布ロール紙の最大の特徴は、破れにくく、折り曲げてカバンに入れて持ち運ぶことができます。布の種類によって、折りジワの度合いは異なりますが、海外の学会発表ポスター用途などでも使われています。その他には、のぼり用のポンジクロスや、タペストリー用の防炎クロスのような特殊素材がございます。

スチレンボード

スチレンボードとは
発砲したスチレンを圧縮してボードにしたもののこと。
ポリスチレンフォーム(発砲プラスチック系の断熱材の一種)を一定の強度を持たせ板状にしたもの。発砲スチロールと同様の材料なので、軽量・低コスト・加工性が高いとされています。
グーパネ、ミラパネ、スチレン、ハレパネなど様々な呼び方をされています。
スチレンボード
仕様用途

印刷したポスターなどを貼り、目立たせるために使用します。トップボードとも呼ばれています。

仕様上の注意点

スチレンボードは湿気に弱く、長期間掲示すると反ってくることがあるので注意が必要です。

まとめ

内製化のメリットは、外注するより、小ロットでも短納期で安く制作できる点です。
大判プリンターの価格も手頃になってきているので、外注費を抑え、内製化に切り替えるメリットは大きいかと思われます。
販促物の内製化で、コスト削減・納期短縮し、生産性の向上を実現してみてはいかがでしょうか。



知って損なし!スチレンボードの選び方
2021/08/23 00:00
スチレンボード用途

皆さん、お店の入口や商品棚の上、等身大パネル等に使われている素材をご存知でしょうか?
POPの内容や大きさに目が行ったとしても、それが何の素材でできているのかまで気にされたことはないですよね。
これら全て「スチレンボード」という素材でできていることがほとんどです。
スチレンボードって何?というところから、様々な種類についてや製品の特徴、扱い方、選び方等、知っておくと役立つあれこれを今回は深堀りしていきたいと思います。

「スチレンボード」ってそもそも何?

サイン業界や建設業界、また企業のPOP制作に携わっている方には馴染みのあるものではないでしょうか。
現場では「ハレパネ」、「ミラパネ」、「糊パネ」等と呼ばれたりもします。
最近では、DIY需要の増加で趣味としてご家庭で使用される方もいらっしゃるかもしれません。
そのスチレンボードについて詳しくご紹介していきます。

スチレンボードとは?

スチレンボードの素材と特徴

スチレンボードは、「ポリスチレンフォーム」というポリスチレンを主原料とした発泡板です。ポリスチレンフォームは、一般的に住宅断熱材に用いられています。
よりわかりやすい素材に例えると、発泡スチロールの粒子をもっと細かくし、高密度にしたものになります。 発泡スチロールの表面はボコボコしたイメージがあるかと思いますが、スチレンボードはより高密度な物なので表面は滑らかです。スチレンボードは発泡スチロールと同様に屋内での使用が望ましいでしょう。

スチレンボードの種類

スチレンボードにはいくつかの種類があります。
主に糊がついているかどうかの違い、スチレンボードの課題である湿気による「反り」に対する強度の違いが中心です。
パネルを内製化したいけど、何を選んだらいいかわからないという方向けに、当社が国内で製造しているスチレンボードを例にご説明いたします。

スチレンボードエコノミー

 
sdgs

最も安価でオーソドックスなタイプです。発泡スチレンボードを特殊紙で挟んでいます。
素板に比べると反りは軽減されていますが、特別強いわけではないため短期でのご使用をおすすめしております。
用途や掲示場所にもおりますが、最大3か月間の掲示を目安にお考えください。

スチレンボード エコノミー ラインナップ

厚み:5mm/7mm
サイズ:910mm×1820mm/1220mm×2440mm
ラインナップ:両面糊なし/片面糊付き/両面糊付き

sdgs

スチレンボード 反り対策

sdgs

できる限り長持ちさせたいという方には、スチレンボード反り対策タイプをおすすめしています。
発泡スチレンボードを耐水性のある紙で挟んでいるため、反りの最大の敵である「湿気」を大幅にカットすることができます。
こちらも用途や掲示場所次第にはなりますが、1年近く使っていただけているお客様も多くいらっしゃいます。
コストパフォーマンスが最も高く、今一番販売数量が伸びている製品です。現状、反りに悩んでいる方、初めて内製されるという方はまずこちらをお試しください。

スチレンボード 反り対策 ラインナップ

厚み:5mm/7mm
サイズ:910mm×1820mm/1220mm×2440mm
ラインナップ:両面糊なし/片面糊付き/両面糊付き

sdgs

環境にやさしいスチレンボード

他にも、脱プラ・脱炭素等、環境問題に関心の高まっている昨今、環境に配慮できるスチレンボードも話題を集めています。
再生プラスチック50%以上使用し、掲示物・広告物に環境負荷が低いことを示すエコマーク認定の表示可能(※)です。
※広告物にはエコマーク(ロゴ)は表示いただくことはできませんが、文言のみでエコマーク認定のボードを使用している旨の情報の表示が可能です。

sdgs

丸められるスチレンボード!?まるパネ

sdgs

スチレンボードも大型の掲示物作成になると梱包の手間に加え、配送費も高くついてしまう…と頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、丸められるパネルを開発いたしました!まるパネの利点としては、配送費・梱包の手間削減はもちろんのこと、下記のメリットがあります。

  1. 作業効率の向上
    大判プリンターでダイレクトに印刷できるので、これまでのような印刷物をパネルに貼る手間や、時間を大幅にカットできます。
  2. どこでも貼れる汎用性
    素材に遮光性と耐水性を兼ね備え、ある程度のコシのある素材のため、タイルやレンガなど凹凸のある壁面の上からフラットに貼ることができます。さらに柔らかさもあるため、柱巻きなどの曲面にも貼ることができます。
    ※貼る下地に合わせて両面テープを使い分けてください。
  3. 環境にもやさしい
    RPF(固形燃料)としてリサイクルすることも可能です。スチレンと比べて制作時に撤去時の廃棄物量も大幅に削減できます。自立が必要なパネルとしての使用には向きませんが、壁に貼る用途にはこちらが最適ですので、併せてご検討ください!

スチレンボードの選ぶ基準

  1. 掲示期間はどれくらいを想定しているか?

    ・1週間~3か月ほど→スチレンボードエコノミー(糊付き)スチレンボードエコノミー(糊なし)
    ・3か月以上→スチレンボード反り対策(糊付き)スチレンボード反り対策(糊なし)

  2. 厚みはどれくらい必要か?(5㎜か7㎜か?)
  3. 糊付きか糊なしか?
  4. 糊付きの場合は片面粘着か両面粘着か?

一般企業様でのご採用は片面粘着、5㎜厚が1番人気となります。


自分達でスチレンボードの作成加工もおすすめですが、


  • 量が多くて時間がかかってしまう…
  • 作業員が女性で多く作れない…
  • しっかり長持ちするPOPボードが作りたい…

このようなお悩みをお持ちの方は、外注での作成も可能です!外注の場合は、表面加工(マット調・グロス調)もしっかりできるため半年~1年以上のご使用にも向いています。

覚えておきたいスチレンボード豆知識

湿気による「反り」への対策について

スチレンボードは、先述の通り発泡スチロールと同様に屋外での使用には向いておりません。その理由として、「水分に弱い」という性質があります。
空気中の湿気を吸って、徐々にボードが反ってしまうという点が1番の悩みです。ここで気を付けるポイントを三つ紹介いたします!

  1. 湿度の変化に気を付ける
    天気やエアコンによる湿度の変化で紙は伸縮しやすい素材ですが、スチレンボードはあまり伸縮しません。その伸縮率の差によって反りが発生します。紙の伸び縮みにスチレンの芯材が引っ張られてしまうのです。
    対策としては、両面に全く同じ素材を貼ることです。そうすることで表裏が同じように伸縮するためスチレンボードが反るリスクを大幅に軽減できます。また、できれば紙より湿度変化の影響を受けにくい、耐水紙や合成紙のような素材の両面貼りがおすすめです。
    ※塩ビ素材は、湿度関係なく非常に伸縮しやすい素材のため貼らないように注意しましょう。
  2. 温度変化に気を付ける
    スチレンボードは耐熱性の高い素材ではないため、高温によっても反りが発生します。
    対策としては、白熱電球のスポット照明の熱、夏場の太陽光、冬場のヒーターなど高温になるような場所やその近くでスチレンボードの在庫保管や販促POPとしての設置は避けましょう。真夏は特に反りやすくなるため、可能であれば空調設備の整った部屋での保管を推奨いたします。
  3. 保管方法を工夫する
    スチレンボードはサイズが大きく自重もそれなりにあるため、縦置き保管によって徐々に反ってしまします。ちょっとした工夫ですが、保管方法を変えることで反りのリスクは大幅に軽減できます。
    対策としては、保管時は温度や湿度変化の少ない場所で、梱包箱に入れたままで水平に置くことが好ましいです。また長期在庫は極力避けましょう。等身大パネルなど大型の販促物として設置する際も、スチレンボードの自重で反ってしまうリスクが高いので、耐水紙貼りなど反り対策のされているボードや、7mm厚のボードなど、出来るだけ反りにくく、分厚い素材を使うようにしましょう。

海外品にご注意!

安価な海外品のスチレンボードも出回っているようですが、粗悪品質なものや、倉庫などで長期在庫しているケースが多かったりするため、納品後すぐに反ってしまったり、ロットによって反りが激しくなったり、品質が安定しないことが非常に多いため気をつけましょう。
スチレンボード 反り対策スチレンボードエコノミースチレンボードRは、全て安心の国産品できちんと温度管理と湿度管理された場所で保管しています。さらに、スチレンボード 反り対策は両面に耐水紙を貼っているため、非常に水分や湿気に強く、汚れにくい表面素材になっています。また、スチレンボードエコノミースチレンボードRについても特殊な撥水コーティングをかけた紙を貼っているため、湿気に強い素材となっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
これからスチレンボードをご使用される場合には、スチレンボードがまずはどんなものなのか、そのためにどんなものを選ぶべきなのかが分かったのではないでしょうか?
また、スチレンボードの弱点を知ることで今後長持ちさせる豆知識も紹介させていただきました。スチレンボードは、気軽に看板のような目を引くPOPや大きなサイズのものも簡単に作成できる便利な素材ですので、ご使用の用途に合わせ最適なものをお選びください。
他にも商品についてまとめているページがありますので、ぜひのぞいてみてください!

売れ筋スチレンボード商品一覧