作業効率が大幅に改善!ジャストサイズ用紙で余白無し印刷
2022/04/15 00:00
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普段水性の大判インクジェットプリンターでポスターを印刷する際、余白を手でカットされている方は多いのではないでしょうか。
印刷後にカット作業が入ると、時間もかかり、ケガのリスクもあり大変な思いをされているというお声をよく耳にします。

今回はそういったお悩みを解決する『ジャストサイズ印刷』をご紹介します。

ジャストサイズで印刷するメリットとは?

ジャストサイズ印刷とはその名の通り、四方フチ無しの全面印刷のことを言います。
白フチをカッティングプロッタや手切りでカットする手間が省け、連続プリントすれば用紙のムダも抑えられます。連続プリントは標準装備のオートカッターによりスムーズな出力ができるので、高い生産性が実現できます。

①余白を処分しなくなるので、用紙のムダが省けます。
②カットの手間が減るので、人件費、時間コストが削減できます。
③ポスター作成のスピードが格段に上がります。

ジャストサイズで印刷するメリットとは?

用紙サイズのバリエーション

大判インクジェットプリンターには下記のような用紙幅のラインナップがあります。
例えば、A1ノビの大判プリンターで、A1サイズのポスターをフチなしで印刷する場合は、610mm(24inch)幅のロール紙を使用し、塗り足しとトンボを入れて印刷、A1サイズで断裁して仕上げることが一般的です。
ですが、他社ではなかなか見かけない594mm幅、841mm幅、1030mm幅…などのジャストサイズ用紙を弊社では取り扱いしているので、ジャストサイズ印刷が可能です。

大判インクジェットプリンター
最大用紙サイズ
大判インクジェットロール紙
用紙幅サイズ
プリント可能サイズ
B0プラス/B0ノビ 1118mm 44inch B0
1067mm 42inch
A0プラス/A0ノビ 914mm 36inch A0/B1
A1プラス/A1ノビ 610mm 24inch A1/B2
A1ジャスト 594mm - A1
A2プラス/A2ノビ 432mm 17inch A2/B3

ジャストサイズで印刷する方法

弊社のジャストサイズ用紙を使うことで、手作業の断裁が減るので、いつものポスター印刷の作業効率が格段にあがります。
メーカーや機種、OSによって出力方法に多少の違いがありますので、今回は代表的なプリンターである「EPSON」と「Canon」の2種類の設定をご紹介いたします。
細かい設定でご不明点がある場合はメーカーまでお問い合わせをお願いいたします。

(1)EPSON

例)SC-T7255、7255D、5255、5255D、3255
< Windows >
1. プリンタードライバーのタブ欄「基本設定」を表示
2. 「原稿サイズ」の設定をデータの用紙サイズと同じサイズを選択
3. タブ欄「レイアウト」を表示
4. 「拡大/縮小」と「出力サイズに合わせる」「ジャストサイズ」をチェック
5. 印刷

< Mac OS >
1. プリント画面を表示し一覧から「ページレイアウト設定」を選択後、「拡大/縮小」をチェック
2. 「出力サイズに合わせる」をチェックし、本気にセットした用紙サイズを選択
3. 印刷

(2)Canon
(2)Canon

例)TX-4100/TX-3100/TX-2100
< Windows >
1. プリンタードライバーの設定画面を開く
2. 「ページ設定]の「給紙方法」で「ロール紙(自動)」「ロール紙1」「ロール紙2」の中から選択
3. 「ロール紙幅」でプリンターにセットしているロール紙の紙幅と同じものを選択
4. 「用紙サイズ」の「フチなし印刷」をチェック
5. 「フチなし印刷の方法」で「画像を原寸大で印刷」を選択
6. 「OK」をクリックし印刷

< Mac OS >
1. プリントダイアログの[用紙サイズ]で「○○フチなし」(○○=出力サイズ)を選択
2. ポップアップメニューから「ページ加工」を選択
3. 「ロール紙幅」でプリンターにセットしているロール紙の紙幅と同じものを選択。
4. 「ロール紙の幅に合わせる」を「オフ」を選択
5. 「プリント」をクリックし印刷の実行

(2)Canon

まとめ

ジャストサイズ印刷は、通常の印刷と比べてコストや作業効率が格段に上がるのはもちろん、見栄えもきれいになりますので、より品質の高いポスターを手軽に作成することができるようになります。
ぜひ一度弊社のジャストサイズ用紙を使って、業務効率化とより良いポスターの作成を実現してみてはいかがでしょうか。

商品一覧

用紙幅 光沢紙 半光沢紙 マット紙 普通紙 バックライトフィルム
A2/420mm - -
A1/594mm
A0/841mm
B2/515mm - -
B1/728mm - -
B0/1030mm -

※(-)現在掲載なし
※(△)今後掲載予定
弊社はメーカーとして用紙を国内製造、販売しておりますので、ご希望のサイズが表にない場合はお気軽にご相談くださいませ。

染料インクと顔料インクの違いとは?プリンター購入前にインクの違いを知っておこう!
2022/02/21 00:00
染料インクと顔料インクの違いブログメイン画像

皆さんはインクジェットプリンターを選ぶ際に、搭載されているインクが『染料』か『顔料』かを確認していますか?
一見同じように見えますが、実は染料インクで印刷したものと、顔料インクで印刷したものとで、発色や耐久性、保存性に大きな違いがあります。
今回は、違いをあまり知らない方に向けてそれぞれの特徴や用途を解説していきます!

染料インクと顔料インクによるプリントの違い

染料インクと顔料インクによるプリントの違い

まず最初に、染料インクと顔料インクによるプリントの違いを解説します。

染料インクは、紙にインクを染み込ませて発色させるプリント方式です。
一方、顔料インクは、紙の表面にインクを付着させるプリント方式となっています。

染料インクの特徴

染料インクは、水に溶ける性質の色素を使ったインクで、紙に染み込ませて発色させます。
異なるインクが混ざりあうため、グラデーションなどの複雑な色味も綺麗に再現でき、鮮やかで透明感ある仕上がりが特徴です。

顔料インクの特徴

染料インクのメリット

染料インクは紙の内部まで浸透するため、発色がとても鮮やかでクリアな仕上がりになります。
また、紙に浸透する性質上、光沢系の用紙へ印刷しても、発色の鮮やかさが失われることはありません。印刷表面が滑らかで、用紙の持つ光沢感を活かすことが出来ます。 写真の印刷(光沢紙を使用することが多い方)や、光沢感を重視する方に向いていると言えます。

また、顔料インクと比べて印刷スピードが速く、価格が安いのも特徴です。

染料インクのデメリット

染料インクはプリントしてからインクが乾くまでに時間がかかります。
プリント直後の印刷物を重ねてしまうと、下のインクが乾いてないことで他の印刷物と引っ付いてしまうなんてことも…。色を安定させるためにも、乾燥するまで時間を置く必要があります。

また、水や光に弱いというデメリットもあります。
印刷物が水に濡れてしまうと滲みができ、光に当たると色褪せしやすいため、保管・掲載場所には注意が必要です。

顔料インクの特徴

顔料インクは、表面に着色する色素が水に解けず粒子のまま残っているインクです。粒子が大きく、紙の表面にインクが溜まるので、染料インクと違って内部まで浸透しません。 そのため、くっきりとした鮮明な色が出やすい事が特徴です。

染料インクの特徴

顔料インクのメリット

顔料インクは、文字や色がくっきりと鮮明な仕上がりになります。紙の表面にインクがしっかり定着するので、幅広い用紙に印刷可能です。鮮やかさよりも、滲みが少なく輪郭をくっきりと映し出したい場合は顔料インクが適しています。印刷してから乾くまでのスピードも速いです。

また、染料と比較して耐光性・耐水性・保存性に優れ、色あせしにくい点も特徴です。

顔料インクのデメリット

顔料インクは粒子が大きいため、写真印刷した際の色の鮮やかさが染料インクに劣ります。表面加工された紙や写真用紙(光沢紙)への印刷にはあまり向いていません。インクが紙に浸透しないので、こすれにより色がはがれやすいことも挙げられます。

また、価格が染料インクより高いため、ランニングコストが高めにかかる恐れがあります。

染料インク・顔料インクのおすすめ用途

このように、染料インクと顔料インクの特徴は大きく異なります。
どちらかで迷った時は、プリンターの用途を考えて選ぶと長く使いこなすことができるでしょう!

大まかですが、染料インクと顔料インクのおすすめ用途は以下になります。

  おすすめ用途 おすすめ用紙
染料インク 写真の印刷が多い、繊細な色表現を重視したい 写真紙、光沢紙
顔料インク 文字・グラフ・図などを多く印刷したい、長期間保存したい 普通紙マット紙

まとめ

いかがでしたか?プリンターを比較検討する際は、価格やサイズだけでなく、インクの違いにも着目してみてください。
染料インク・顔料インクで得手、不得手がありますので、それぞれの特徴を理解してあなたに合ったプリンターを見つけてくださいね!

染料インク対応おすすめプリンター
HP DesignJet T650 A1
【即納可能】HP DesignJet T650 A1
顔料インク対応おすすめプリンター
SC-T3150
エプソン(EPSON) SC-T3150
顔料インク対応おすすめプリンター
TM-200
Canon(キヤノン) imagePROGRAF TM-200

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大判プリンターA1サイズおすすめ機種3選!図面やポスターの印刷には大判出力が最適
2022/01/25 00:00
a1プリンターブログメイン画像

A1サイズの大判プリンターとは?

A1サイズプリンターは、POPやポスター、図面(CAD)の出力などで主に使用される大きな印刷物向けのプリンターです。一般的なプリンターでは印刷できないA1サイズまでの大きさを印刷できます。
以前は高額だった大判プリンターも、現在は10~20万ほど(A1サイズの場合)で購入できるため、新規導入に踏み切る企業様も多くいらっしゃいます。

左側画像

大判プリンターA1サイズの主な用途

A1プリンターは業務用として導入されることがほとんどで、建設現場の図面印刷や、店舗のポスター印刷、学校の掲示物印刷等で多く活用されています。

業種 用途

建設・設計

現場用のCAD・図面出力

小売り・サービス業

店頭用ポスター・POPの印刷

印刷業

宣伝・広告用ポスター・POP印刷

学校・教育

掲示物・授業用の資料印刷

大判プリンターA1サイズ導入のメリット

一般的なプリンターはA3サイズまでしか印刷できないため、印刷したA3用紙の出力を貼り合わせたり、外注印刷を依頼したりして、手間や費用が掛かるというお悩みが多く見受けられます。
A1サイズの大判プリンターなら、手間なく社内で一貫して印刷を行えるため、外注費のコスト削減や短納期を実現することができます。
また、大判プリンターだからと言って難しい操作などはなく、一般的なプリンターと同じような感覚で使用できるプリンターも多くあります。
導入することで多数のメリットがあることから、A1サイズ対応の大判プリンターは人気が高く、各メーカーとも充実したラインナップを有しています。

おすすめA1サイズ大判プリンター3選-メーカー別-

プリンターメーカーの正規販売パートナーである当店から、国内主要メーカー3社(HP・EPSON・Canon)のおすすめ大判プリンターA1サイズをご紹介します。

HP【在庫あり】DesignJet T650 A1

左側画像

他社A1サイズのプリンターと比較しても最大47%小さく、手狭なスペースにも手軽に設置可能なHP DesignJet T650 A1。
用紙サイズを自動で切り替えできるプリントワークフローや、インクの無駄を限りなく抑えることが出来る優れたメンテナンス性など、オフィスでも現場でも高品質で使いやすい大判プリンターです。

商品本体サイズ

1013×605×932mm

色数

4色

最大用紙サイズ

A1サイズ

出力スピード

A1サイズ線画データ(普通紙)
高速エコノ:約26秒

EPSON SC-T3150

左側画像

CADに適した線画品質で、水濡れ・色あせに強い全色顔料インク搭載。CAD図面や販促ポスターを手軽に印刷できます。また、簡単に操作できる大型タッチパネルや、プリントした用紙を落とさない用紙保持機能など、使いやすさにもこだわった大判プリンターです。

商品本体サイズ

970×696×913mm

色数

4色:全色顔料インク

最大用紙サイズ

A1サイズ

出力スピード

【ポスター】普通紙:約33秒
【CAD】普通紙:約34秒

卓上でも使用できるスタンド無しモデルもあります →詳しくはこちら

Canon【お問合せ】imagePROGRAF TM-200 A1ノビ

左側画像

限られたスペースのオフィスでも設置しやすいコンパクト設計を実現。インク交換や用紙セットなどの操作を本体前面から簡単に行えるため、設置場所の選択肢が広がります。

また、水濡れに強い全色顔料インク搭載。CAD図面・ポスターを高画質で出力し、連続印刷時の速度を向上した大判プリンターです。

商品本体サイズ

【本体のみ】
982×748×438mm
【スタンド装着時】
982×757×1,059mm
(バスケット閉時)

色数

5色:全色顔料インク

最大用紙サイズ

A1サイズ

出力スピード

【ポスター】普通紙:約30秒
【CAD】普通紙:約31秒

大判プリンターA1サイズ導入時に注意しておくポイント

A1サイズの大判プリンターを導入する際は、導入目的や用途を予め明確にしておきましょう。A1サイズの大判プリンターを導入したものの、有効活用できず導入費の元が取れなくなってしまうケースも考えられます。
また、導入目的によってはイニシャルコスト(本体代、配送費等の初期費用)以外に、ランニングコスト(インクやロール紙などの消耗品)も導入後の運用に大きく関わってくるため、コストシミュレーションも行っておくと安心です。

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外注している販促物を内製化して、 納期短縮+コスト削減しませんか?
2021/08/25 00:00

販促施策に欠かせない、ポスターやチラシなどの販促物。お客様への情報はタイムリーに提供したいが、小ロットの印刷を外部に頼めば、時間もコストもかさんでしまうし、 外注したものの、修正が入ったり、思ったより使用せず在庫の山が・・と課題を感じていませんか?
今回は、そういった販促物制作のお悩みを解決する『内製化』のメリットや方法をご紹介します。


販促物の内製化

外注から内製化に切り替えるメリットとは?

内製化のメリット

① 販促物の製作コストが下がる
外注の20分の1ぐらいの価格で作成できます。多種多様な販促物を小ロットで外注すると、データごとの入稿作業など作業時間もコストもかさみます。内製化する体制を整えれば、そのような手間やコストを削減できます。

② 納期が急ぎの販促ツールでも作成できる
外注に出すと印刷から納品まで最低2日ほど見込まないといけないので、急ぎの印刷の納期などが間に合わなくなることがあります。内製できれば、突発的な作成にも対応可能である為、スピーディな販促活動が可能です。

③ 小ロット作成ができる
1枚のみ外注に出すと、製作費が高くなりがちですが、内製化すると1枚から製作できます。

実際に販促物を内製化をするとどれぐらいの費用感で作成できるのか?

製作物の費用感

  A1ポスター1枚当たりの費用感 看板作成の㎡の費用感

内製

100円~300円

1㎡当たり690円

外注

6000円~

1㎡当たり5000円

ポイント

ロール紙1本で35枚ほどA1ポスターを
作ることができるので、 外注を内製化するだけで
ポスター1枚当たり5700円ほどのコスト削減ができる

1㎡当たりで4310円コスト削減ができる

※費用感はあくまで一例です。発注部数や仕様によって異なります。

販促ツール内製化にあたり必要になるものとは?

印刷機などの設備や資材の準備

制作したい販促物によりますが、主に下記の様な設備・資材が必要です。



さらに、カッティングマシンや名刺カッターがあれば、さらに一歩進んだ販促物が内製化できます。

制作する人材の育成

販促物を制作するスタッフの確保・育成も必要です。
社内で制作が難しい場合は、デザインのみ外注し、出力のみ内製化する方法もあります。

プリンターにはどのような種類があるのか?

プリンターの種類・特徴

販促物の内製化に最適な大判プリンターは大きく分けて水性プリンターラテックスプリンターの2種類が挙げられます。

水性大判インクジェットプリンター

屋内掲示用ポスターの印刷に主に用いるプリンター

< 費用感 >

A1サイズ用30万円前後 B0サイズ用は60万円前後

< 色数で仕上がりに差があります >

色味も4色や8色さらにグレードの高い10色などあります。

4色機

基本的ポスター印刷用途であれば、性能も上がってきているので4色機で十分対応可能

8色機

人物の印刷や食品の印刷で色味が重要な場合に適している機種

10色機以上

印刷会社などプロが使う非常にハイグレードな機種

【水性大判プリンターのメーカー特徴】

EPSON

スピンドルレスでロール紙の取り付けが楽。黒の発色が良く、印刷会社に最も入っており色校正にも用いられている

Canon

他社と比べると印刷スピードが速い、インク単価が他よりも高い、メンテナンスが速い

hp

ジャストサイズカットができ、お手頃価格。

ラテックスプリンター

屋外看板や内装を作成するときに用いるプリンター
様々な素材に印刷できる為、ポスターを内製化以外にも、さらにほかの部分も内製をしたいというお客様向け
外注コストと比べると80%以上削減できる
プリンター1台の価格はおおよそ250万円前後

【ラテックスプリンターのメーカー特徴】

hp

インクの乾燥時間が不要だが、インクが水性のため無臭。ラミなしで屋外に3年ほど掲載できる。
導入することで店内装飾の大半を内製化できるようになる。フロアシートや壁紙屋外サインも作成ができる。

プリンターと合わせて必要になるもの

ラミネートフィルム

ラミネートとは?

ラミネートとは、印刷物の保存性を高めるため、ラミネートフィルムを印刷物の両面、又は片面に貼ること。また、使用するフィルムの光沢性により、付加的に高級感が得られます。

ラミネート加工をする必要性

まず出力紙の染料、インクの退色を防止すること。変退色要因の酸素(オゾン)、湿度、光をラミネートフィルムが遮断します。次に、ラミネートフィルムの光沢性により、インク等では出すことができない高級感を付与することができます。また、紙や印刷インクの耐衝撃性や引裂強度を向上させ基材の補強をはかるという表面保護の役割があります。紙だけだと湿度に負け弱ってしまうので、それを防ぐためにラミネート加工をしている場合もあります。
また、紙面とインク面との接着力が弱い出力紙で、ラミネートフィルムを貼ることにより、耐磨耗性を向上させることができます。

ラミネート加工

ロール紙の種類

・マット紙

比較的安価な用紙でデザインのみのポスターなどに使用する大判インクジェットロール紙の中でも、表面がマットコーティングされたマットコート紙は、最もポピュラーでお手頃価格な素材の一つです。

・光沢紙

人物や食べ物など色味をきれいに印刷したいときに使う用紙
紙ベースの用紙の中では比較的高価であり、高級感を演出できる。

・合成紙

水に強く短期間であれば半屋外でも使用できる用紙、紙ではなく、フィルム系のロール紙。紙と異なり、破れにくく耐久性に優れているのが最大の特徴。(切れ目が入っている場合は、裂ける可能性がある。)
フィルム系の為、ある程度の耐水性もあり、短期屋外使用も可能。色鮮やかなポスター・POP・バナー・パネル貼りなどに適している。一般的には、表面マットタイプが主流になり、インクの吸収が早く、速乾性に優れている。


合成紙と同じ素材で裏面に、スマホ保護フィルムのような静電気の加工がされており、窓ガラスやタイル面などの平滑な場所に貼ることができる吸着合成紙もあります。

・クロス

インクジェットロール紙の中には、紙・フィルム以外にも布タイプのロール紙もあります。(不織布タイプ、ポリエステル薄手・厚手等)
布ロール紙の最大の特徴は、破れにくく、折り曲げてカバンに入れて持ち運ぶことができます。布の種類によって、折りジワの度合いは異なりますが、海外の学会発表ポスター用途などでも使われています。その他には、のぼり用のポンジクロスや、タペストリー用の防炎クロスのような特殊素材がございます。

スチレンボード

スチレンボードとは
発砲したスチレンを圧縮してボードにしたもののこと。
ポリスチレンフォーム(発砲プラスチック系の断熱材の一種)を一定の強度を持たせ板状にしたもの。発砲スチロールと同様の材料なので、軽量・低コスト・加工性が高いとされています。
グーパネ、ミラパネ、スチレン、ハレパネなど様々な呼び方をされています。
スチレンボード
仕様用途

印刷したポスターなどを貼り、目立たせるために使用します。トップボードとも呼ばれています。

仕様上の注意点

スチレンボードは湿気に弱く、長期間掲示すると反ってくることがあるので注意が必要です。

まとめ

内製化のメリットは、外注するより、小ロットでも短納期で安く制作できる点です。
大判プリンターの価格も手頃になってきているので、外注費を抑え、内製化に切り替えるメリットは大きいかと思われます。
販促物の内製化で、コスト削減・納期短縮し、生産性の向上を実現してみてはいかがでしょうか。