ラミネートフィルムの厚みの違いを解説!
2022/09/06 00:00
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初めてラミネートフィルムをご利用される方、新しい厚みに挑戦したい方、今使っているフィルムを見直したい方におすすめなラミネートフィルムの厚みについてご紹介いたします。

ラミネートフィルムの厚みμ(ミクロン)ってなに?

ラミネートフィルムの厚みはミクロン=μ(μm)という単位で表記されます。
あまり聞き慣れない単位のため、具体的にどれくらいの厚みなのかをイメージしにくいかと思いますが、100μ=0.1mmに相当します。
一番ポピュラーなラミネートフィルムと言われるのがこの100μ厚です。
100円均一やホームセンター、事務用品店などでも幅広く発売されており、どこのお店でも見かけることが多いラミネートフィルムですので、ぜひ一度手にとって厚みをお確かめください。

ラミネートフィルム厚みの種類と特徴

ラミネートフィルムは75μから350μと厚みのレパートリーは幅広くあります。
まずは当店でお取り扱いしている商品から、厚みと特徴について確認していきましょう。

厚み:100μ(ミクロン)

最も一般的なラミネートフィルムです。
比較的手に入りやすい厚みで、POPや掲示物の保護、印刷物の保護、カードなど幅広く利用されます。
卓上のラミネーターであれば、基本的にどの機種でも加工ができるのが特徴です。
100ミクロン

厚み:75μ(ミクロン)

新発売した通常より少し薄手タイプのラミネートフィルムです。
価格もプラスチック原料も100μよりカットしており、環境配慮とコストダウンを兼ね揃えています。
日本ではまだあまり出回っていませんが、欧米では主流の厚みのラミネートフィルムです。
75ミクロン

POPや掲示物、印刷物の保護には100μとほぼ遜色なく使えますが、少々コシが弱くなるため、自立させて使うPOPには不向きです。
基本的に100μを加工できるラミネーターであれば使用可能となります。

厚み:150μ(ミクロン)

やや厚手のラミネートフィルムで、反りにくく丈夫なのが特徴です。
加工後もしなりが少ないので、メニュー表やカードなど手にもって使われるアイテムに使われることが多いです。
ラミネーターによっては150μ厚の加工ができない場合がありますので、事前確認が必要です。
150ミクロン

厚み:250μ(ミクロン)

厚く、プラスチック板(下敷き)のような仕上がりが特徴のラミネートフィルムです。
単体で自立させたいPOPやパチンコ店などの台札(プレート)などに活用されることが多く、業務用向けです。
250μのラミネート加工は業務用のラミネーターが無いとできませんので、事前確認が必要です。
250ミクロン

厚み:350μ(ミクロン)

とても厚手で、よりプラスチック板(下敷き)のような仕上がりが特徴のラミネートフィルムです。
看板、POP、台札(プレート)などに使われることが多いです。
350μは業務用の中でもさらに加工できるラミネーターが限られてしまいます。
350ミクロン


ラミネートフィルムセット買いでお得

おわりに

いかがでしたでしょうか?ラミネートフィルムの厚みについて少しでもイメージが湧きましたでしょうか。
厚みが増すにつれて、ラミネート加工後のしなりが少なくなります。印刷物を保護するのみが目的であれば、75μや100μで問題ありませんし、POPとしてしなりなく自立して魅せたい場合はより厚手のほうが良いです。
用途とお持ちのラミネーターにあわせて、ぜひベストなラミネートフィルムをご選択ください。

ラミネートフィルム商品一覧

染料インクと顔料インクの違いとは?プリンター購入前にインクの違いを知っておこう!
2022/02/21 00:00
染料インクと顔料インクの違いブログメイン画像

皆さんはインクジェットプリンターを選ぶ際に、搭載されているインクが『染料』か『顔料』かを確認していますか?
一見同じように見えますが、実は染料インクで印刷したものと、顔料インクで印刷したものとで、発色や耐久性、保存性に大きな違いがあります。
今回は、違いをあまり知らない方に向けてそれぞれの特徴や用途を解説していきます!

染料インクと顔料インクによるプリントの違い

染料インクと顔料インクによるプリントの違い

まず最初に、染料インクと顔料インクによるプリントの違いを解説します。

染料インクは、紙にインクを染み込ませて発色させるプリント方式です。
一方、顔料インクは、紙の表面にインクを付着させるプリント方式となっています。

染料インクの特徴

染料インクは、水に溶ける性質の色素を使ったインクで、紙に染み込ませて発色させます。
異なるインクが混ざりあうため、グラデーションなどの複雑な色味も綺麗に再現でき、鮮やかで透明感ある仕上がりが特徴です。

顔料インクの特徴

染料インクのメリット

染料インクは紙の内部まで浸透するため、発色がとても鮮やかでクリアな仕上がりになります。
また、紙に浸透する性質上、光沢系の用紙へ印刷しても、発色の鮮やかさが失われることはありません。印刷表面が滑らかで、用紙の持つ光沢感を活かすことが出来ます。 写真の印刷(光沢紙を使用することが多い方)や、光沢感を重視する方に向いていると言えます。

また、顔料インクと比べて印刷スピードが速く、価格が安いのも特徴です。

染料インクのデメリット

染料インクはプリントしてからインクが乾くまでに時間がかかります。
プリント直後の印刷物を重ねてしまうと、下のインクが乾いてないことで他の印刷物と引っ付いてしまうなんてことも…。色を安定させるためにも、乾燥するまで時間を置く必要があります。

また、水や光に弱いというデメリットもあります。
印刷物が水に濡れてしまうと滲みができ、光に当たると色褪せしやすいため、保管・掲載場所には注意が必要です。

顔料インクの特徴

顔料インクは、表面に着色する色素が水に解けず粒子のまま残っているインクです。粒子が大きく、紙の表面にインクが溜まるので、染料インクと違って内部まで浸透しません。 そのため、くっきりとした鮮明な色が出やすい事が特徴です。

染料インクの特徴

顔料インクのメリット

顔料インクは、文字や色がくっきりと鮮明な仕上がりになります。紙の表面にインクがしっかり定着するので、幅広い用紙に印刷可能です。鮮やかさよりも、滲みが少なく輪郭をくっきりと映し出したい場合は顔料インクが適しています。印刷してから乾くまでのスピードも速いです。

また、染料と比較して耐光性・耐水性・保存性に優れ、色あせしにくい点も特徴です。

顔料インクのデメリット

顔料インクは粒子が大きいため、写真印刷した際の色の鮮やかさが染料インクに劣ります。表面加工された紙や写真用紙(光沢紙)への印刷にはあまり向いていません。インクが紙に浸透しないので、こすれにより色がはがれやすいことも挙げられます。

また、価格が染料インクより高いため、ランニングコストが高めにかかる恐れがあります。

染料インク・顔料インクのおすすめ用途

このように、染料インクと顔料インクの特徴は大きく異なります。
どちらかで迷った時は、プリンターの用途を考えて選ぶと長く使いこなすことができるでしょう!

大まかですが、染料インクと顔料インクのおすすめ用途は以下になります。

  おすすめ用途 おすすめ用紙
染料インク 写真の印刷が多い、繊細な色表現を重視したい 写真紙、光沢紙
顔料インク 文字・グラフ・図などを多く印刷したい、長期間保存したい 普通紙マット紙

まとめ

いかがでしたか?プリンターを比較検討する際は、価格やサイズだけでなく、インクの違いにも着目してみてください。
染料インク・顔料インクで得手、不得手がありますので、それぞれの特徴を理解してあなたに合ったプリンターを見つけてくださいね!

染料インク対応おすすめプリンター
HP DesignJet T650 A1
【即納可能】HP DesignJet T650 A1
顔料インク対応おすすめプリンター
SC-T3150
エプソン(EPSON) SC-T3150
顔料インク対応おすすめプリンター
TM-200
Canon(キヤノン) imagePROGRAF TM-200

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大判プリンターA1サイズおすすめ機種3選!図面やポスターの印刷には大判出力が最適
2022/01/25 00:00
a1プリンターブログメイン画像

A1サイズの大判プリンターとは?

A1サイズプリンターは、POPやポスター、図面(CAD)の出力などで主に使用される大きな印刷物向けのプリンターです。一般的なプリンターでは印刷できないA1サイズまでの大きさを印刷できます。
以前は高額だった大判プリンターも、現在は10~20万ほど(A1サイズの場合)で購入できるため、新規導入に踏み切る企業様も多くいらっしゃいます。

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大判プリンターA1サイズの主な用途

A1プリンターは業務用として導入されることがほとんどで、建設現場の図面印刷や、店舗のポスター印刷、学校の掲示物印刷等で多く活用されています。

業種 用途

建設・設計

現場用のCAD・図面出力

小売り・サービス業

店頭用ポスター・POPの印刷

印刷業

宣伝・広告用ポスター・POP印刷

学校・教育

掲示物・授業用の資料印刷

大判プリンターA1サイズ導入のメリット

一般的なプリンターはA3サイズまでしか印刷できないため、印刷したA3用紙の出力を貼り合わせたり、外注印刷を依頼したりして、手間や費用が掛かるというお悩みが多く見受けられます。
A1サイズの大判プリンターなら、手間なく社内で一貫して印刷を行えるため、外注費のコスト削減や短納期を実現することができます。
また、大判プリンターだからと言って難しい操作などはなく、一般的なプリンターと同じような感覚で使用できるプリンターも多くあります。
導入することで多数のメリットがあることから、A1サイズ対応の大判プリンターは人気が高く、各メーカーとも充実したラインナップを有しています。

おすすめA1サイズ大判プリンター3選-メーカー別-

プリンターメーカーの正規販売パートナーである当店から、国内主要メーカー3社(HP・EPSON・Canon)のおすすめ大判プリンターA1サイズをご紹介します。

HP【在庫あり】DesignJet T650 A1

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他社A1サイズのプリンターと比較しても最大47%小さく、手狭なスペースにも手軽に設置可能なHP DesignJet T650 A1。
用紙サイズを自動で切り替えできるプリントワークフローや、インクの無駄を限りなく抑えることが出来る優れたメンテナンス性など、オフィスでも現場でも高品質で使いやすい大判プリンターです。

商品本体サイズ

1013×605×932mm

色数

4色

最大用紙サイズ

A1サイズ

出力スピード

A1サイズ線画データ(普通紙)
高速エコノ:約26秒

EPSON SC-T3150

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CADに適した線画品質で、水濡れ・色あせに強い全色顔料インク搭載。CAD図面や販促ポスターを手軽に印刷できます。また、簡単に操作できる大型タッチパネルや、プリントした用紙を落とさない用紙保持機能など、使いやすさにもこだわった大判プリンターです。

商品本体サイズ

970×696×913mm

色数

4色:全色顔料インク

最大用紙サイズ

A1サイズ

出力スピード

【ポスター】普通紙:約33秒
【CAD】普通紙:約34秒

卓上でも使用できるスタンド無しモデルもあります →詳しくはこちら

Canon【お問合せ】imagePROGRAF TM-200 A1ノビ

左側画像

限られたスペースのオフィスでも設置しやすいコンパクト設計を実現。インク交換や用紙セットなどの操作を本体前面から簡単に行えるため、設置場所の選択肢が広がります。

また、水濡れに強い全色顔料インク搭載。CAD図面・ポスターを高画質で出力し、連続印刷時の速度を向上した大判プリンターです。

商品本体サイズ

【本体のみ】
982×748×438mm
【スタンド装着時】
982×757×1,059mm
(バスケット閉時)

色数

5色:全色顔料インク

最大用紙サイズ

A1サイズ

出力スピード

【ポスター】普通紙:約30秒
【CAD】普通紙:約31秒

大判プリンターA1サイズ導入時に注意しておくポイント

A1サイズの大判プリンターを導入する際は、導入目的や用途を予め明確にしておきましょう。A1サイズの大判プリンターを導入したものの、有効活用できず導入費の元が取れなくなってしまうケースも考えられます。
また、導入目的によってはイニシャルコスト(本体代、配送費等の初期費用)以外に、ランニングコスト(インクやロール紙などの消耗品)も導入後の運用に大きく関わってくるため、コストシミュレーションも行っておくと安心です。

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おすすめ大判プリンターA1サイズ一覧

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おすすめのラミネーター7選!効率よく作業出来るラミネーターをご紹介
2021/12/03 00:00
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掲示物やメニュー、資料等を汚れや濡れから守り、長期保管できるように加工できるラミネーター。オフィスや店舗など様々な場所で活用されています。
しかし、ラミネート作業は工程が多く、特に加工枚数が増えていくほど「ラミネート加工が終わるまで時間がかかる…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
今回は、ラミネート作業を効率よく進めていくために押さえておきたい”業務用ラミネーターを選ぶ時のポイント”と、おすすめ機種をご紹介。最適な一台を選ぶ際の参考として是非ご覧ください。

ラミネーターとは?

ラミネーターは、紙の表面を特殊なフィルムで包装(ラミネート)することで耐久性を高める機械です。
写真や資料などの汚れや折れを防ぐほか、掲示物やメニュー表などを濡れないように保護する役割にも適しているので、長期間きれいに見せたい時におすすめです。

ラミネート作業の工程

長期保存したいときに便利なラミネート加工ですが、ラミネート作業には以下のように複数の工程があります。

  1. ラミネートしたい印刷物を用意
  2. ラミネーターを温める
  3. ラミネートフィルムに紙を挟む
  4. 1枚ずつラミネートをかける
  5. 枚数が多い場合は③④を繰り返す
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また、大量に加工したい場合、ラミネーターの許容範囲以上の枚数を一度に連続して加工を行うと、ラミネーターによっては徐々に熱が不足し、加工後に白っぽくなったり、再び温まるまで待たなければならなくなります。
また、個人向けの低価格ラミネーターで大量枚数を一度に加工すると最悪の場合故障に至る可能性があります。大量加工をする場合は、業務用ラミネーターの使用をおすすめ致します。

作業工程の多いラミネート加工を効率よく行うためには、以下で説明する選び方のポイントを押さえていきましょう!

作業効率とコスト削減に繋がるラミネーターの選び方

ラミネーターを選ぶ際、ポイントとなるのが「一度に連続で加工したい最大枚数はどのくらいか?」を把握することが重要になります。

  • F340 PRO
  • F340 PRO
  • F340 PRO
※枚数は、100μ/A4サイズフィルムを加工した場合を想定した目安です。作業環境やパウチする印刷物の厚み、フィルム厚によって異なります。

先ほど述べたように、連続加工可能枚数以上の加工を行うと、ラミネーターの熱不足で加工後に白っぽくなったり、再びラミネーターが温まるまで待たなければなりません。
仕上がりに影響が出れば、ラミネートのやり直しになり、また印刷物の用意から始まるため、大きなタイムロスとなります。
また、個人向けの低価格ラミネーターは導入コストは安いですが、大量枚数を加工すると、故障の可能性や仕上がりの品質に懸念があります。

そのため、日々の作業で「最大どのくらいの枚数を加工するのか?」を基準にすることで、最適なラミネーターを選ぶことができ、業務効率化・長期的に見た場合のコスト削減へとつなげることが出来ます。

連続加工可能枚数別おすすめラミネーター7選

連続加工可能枚数はラミネーターの熱量(ワット数)やローラーの太さ・数等によって変わってきます。

1回につき加工枚数5~10枚(100μ/A4サイズ)

連続加工可能(目安:1回につき15枚以上(100μ/A4サイズ)

大量連続加工可能(目安:1回につき50枚以上(100μ/A4サイズ)

豆知識 ~ローラー本数の違いとは?~

ラミネーターには2本ローラー、4本ローラー、6本ローラーの3タイプがあります。ローラーの本数が多いと、仕上がりもよくなります!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ラミネーターの購入をご検討の際は、最大加工枚数を把握したうえで、加工サイズやフィルムの厚さを加味しお選び頂ければと思います。
販促Express では、綺麗に加工ができ「濡れない・破れない・汚れない」というラミネートの特性を活かす機種を取り扱っていますので、是非ご覧ください!

当店おすすめラミネーター 一覧

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ポスターに人気の用紙を比較(マット紙、合成紙、フォト紙)
2021/08/04 00:00

ポスター印刷におすすめの用紙とは?

ポスターを印刷する用紙は、印刷したいデザイン、掲示する場所などを考えて、どの用紙が一番適しているか選んでいらっしゃるかと思います。用紙それぞれに特徴があり、メリット・デメリットがありますので、作成する制作物の目的に合わせて用紙を選ぶということが重要です。
今回はポスター用紙のなかでも人気の「マット紙」「光沢紙」「合成紙」3種類を比較してご紹介します。

1番人気の「マット紙」

なんといっても一番人気は「マット紙」です。
ポスター用紙の中では低価格で、どんな水性プリンターでも印刷ができるのが特徴です。
素材の特徴としては、普通紙(コピー用紙)の約2.5倍の厚みがあり、仕上がりに安っぽさがありません。
表面はサラサラとした質感で、光を反射しないため、照明の明るい場所でも視認性が高く、落ち着いた印象を与てくれます。視認性が高い為、文字が多いポスターでも使いやすく、手軽にポスターを作成できるということで人気な用紙です。

活用シーン

・飲食店などのメニュー、百貨店・商業施設のポスター、イベント・催事・展示会のポスター等
・学校の教材、掲示物(発表ポスター、時間割など)
・工事現場GIS/CAD図面
・印刷・デザイン事務所の文字校正用紙


飲食店店内ポスター
CAD図面用紙

2番人気の「光沢紙」

写真をキレイに魅せたい、高級感のある雰囲気を作りたいときは「光沢紙」がおすすめです。
柔らかい落ち着いた印象のあるマット紙に比べ、光沢紙は色鮮やかでメリハリのある写真のようなポスターに仕上がります。鮮やかな発色で、商品や食品の写真がより際立ちます。
表面はツルツルしており、光を反射するのが特徴です。反射しやすい場所で光沢感が必要な場合は、より高級感を演出し、少し落ち着いた光沢感を持っている「半光沢紙」がおすすめです。

活用シーン

・化粧品や路面店、百貨店などのブランドショップのポスター
・飲食店のメニューポスター
・イベント、催事・展示会のポスター


店内ポスター
ブランドポスター

光沢紙も屋内掲示向けです。屋外に掲示をされる際は防水処理(ラミネート加工)などを施していただき、さらにポスターパネルに入れると耐水性が高まります。
光沢紙や半光沢紙は、用紙の光沢感で高級感を出すことができるので、よりブランドイメージ、商品イメージを上げたいときに有効です。

耐水性を求めるなら「合成紙」

名前だけではイメージしにくい「合成紙」ですが、合成樹脂(プラスチック)が原料となっている、紙と樹脂フィルムの両素材の特徴を持ち、耐水性があり、破れにくく、伸び縮みがしにくい用紙です。耐水性・耐候性により、短期であれば屋外掲示が可能です。
表面はマット調のものが多く、一部光沢タイプもございます。サラサラとした質感で上品な印象を持った用紙です。用紙の中では比較的白色度が高く、発色が良いのも特徴です。
水濡れによる用紙のヨレや汚れが少ないので、何度もポスターを貼り直す手間やコストの削減にもつながります。

活用シーン

・飲食店、百貨店・商業施設のポスター
・工事現場の短期屋外看板、工程表
・選挙用屋外ポスター
・耐水性耐候性が必要な地図、カレンダー、POP、ステッカー


商業施設のポスター
工事現場や事務所の掲示

例えば、合成紙と普通紙の両方に水をかけてみると耐水性は一目瞭然で、普通紙は印刷が滲んで用紙が波打っているにも関わらず、合成紙は変化なく元の状態を保っております。


合成紙と普通紙の比較

さらに、繰り返し折り曲げたり引っ張っても破れにくいです。
マット紙、光沢紙に比べて耐候性もあるので、雨や太陽光にさらしても丈夫で長持ちします。


合成紙(耐水紙)の破れにくさ

注意点としては、大判プリンターの水性インクで印刷する場合は、あまりたくさん水濡れしてしまうと、合成紙は問題なくてもインクが流れてしまうことがあります。

今回は、ポスター印刷に人気な3つの用紙をご紹介いたしました。それぞれに特徴があるので、作成したいポスター、掲示場所、その効果性などをイメージして、どの用紙が最適か選んでいただくことが大切です。そうすることで販促、PR、発表などの効果を高めてサポートしてくれるポスターになるでしょう。

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