光沢紙と写真用紙は別物?写真用紙の種類を知ろう!
2021/10/27 00:00
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光沢紙は、表面がグロス調で光沢感のある印刷用紙です。
印刷時ににじみにくく、表面にインクの受理層をコーティングしているため発色も非常に綺麗です。
写真印刷に向いており、モデルや食べ物の写真をメインとしたデザインのポスターを印刷する場合や、高級感を出したい場合は光沢紙や半光沢紙が最適です。


厚みは174μ程度のスタンダード光沢紙から265μのプロフェッショナル光沢まであり、
キャストベースとレジンベース(RCコート)の2種類のベース基材があります。


このページでは、ベース素材(キャストベース・レジンベース)の違いのご紹介と、おすすめの用途をご案内いたします。

意外と知らない用紙の違い

種類 特徴
キャストコート(紙ベース)

紙ベースのロール紙表面に、コート層で加工した塗工紙です。
光沢紙の中ではコストパフォーマンスに優れた素材です。

レジンコート(RCコート紙)

ベースとなる紙の両面が、ポリエチレンからなるレジンコート(RC)層に挟まれている塗工紙です。
RC層のおかげで、水分の影響を受けにくいためコックリング(波打ち)が少なく、ベタ塗りでも色のムラや波打ちなく綺麗にインクが乗ります。
また表面の平滑性も非常に高く、巻き癖も付きにくいためカールしにくい素材です。
仕上がり重視の写真やポスターの印刷に最適です。

用紙の違い

用途別のオススメ用紙一覧

高級感や重厚感が求められるアルバム、ポスター、写真集などには、コシがありしっかりとしている厚手のプロフェッショナル光沢フォトロール紙がオススメです。
飲食店メニュー、冷蔵ケース周りは、品質・コスパ共にプレミアム光沢フォトロール紙【R3】がオススメです。
さらに日替わりPOPやコスト削減をされたい方は、エコノミー光沢紙がオススメです。

商品名 エコノミー光沢紙 プレミアム
光沢フォトロール紙【R3】
プロフェッショナル
光沢フォトロール紙
種類

キャストコート層

レジンコート層
(RCベース)

レジンコート層
(RCベース)

厚み

190μ

205μ

260μ

コスト

冷ケース周り掲示
※ラミネート加工推奨

写真

ポスター

日替わりPOP(コスト重視)

商品リンク

光沢紙・半光沢紙について

光沢紙には光沢具合を少し抑えた半光沢紙もあります。
光沢感を抑えた加工をしており、光沢紙に比べたら若干のツヤ感が残る程度で落ち着きのある仕上がりです。
光の当たり具合によっては反射してデザインが見えにくくなる箇所が出てくる可能性もありますので、屋外掲示やライトの多い場所に掲示する場合は半光沢紙を使用するという選択肢もあります。

主な用途

屋内ポスター
トップボード
※モデルや食べ物の写真をメインとしたデザインには最適です。

光沢紙のメリット

・高級感がある
・しずる感がある
・インクの発色が綺麗で滲みにくい

当店取り扱い商品紹介

プレミアム 光沢フォトロール紙【R3】

写真の様な鮮やかさ。速く乾き簡易や短期のポスターに最適です。
RC層のおかげで、水分の影響を受けにくいためコックリング(波打ち)が少ない所も利点です。
速乾性に優れているため、用紙同士の張り付きの心配がなく、大量連続印刷も無人で行えます。
印刷物の無駄やプロッタを随時監視する人件費が低減できます。
簡易的なポスターや回転頻度の高い広告物の用途におすすめです。
出力は写真の様な鮮明画像を描きます。パネル・ポスター・写真・店内ショーケース装飾などにお使い頂けます。

取り扱いサイズ:
幅610mm×30M
幅914mm×30M
幅1067mm×30M
幅1118mm×30M
幅1270mm×30M
幅1524mm×30M

厚み:205ミクロン

sdgs

エコノミー光沢紙

キャストベースで光沢感のある用紙で、非常にコストパフォーマンスの高い用紙です。

取り扱いサイズ:
幅1067mm×30M
幅914mm×30M
幅1118mm×30M
幅1067mm×30M

厚み:195ミクロン

sdgs

プロフェッショナル 光沢フォトロール紙

高品質なRC光沢フォト紙です。
RC層のおかげで、水分の影響を受けにくいためコックリング(波打ち)が少なく、仕上がり重視の写真やポスターの印刷に適しています。
最厚手のコシの強いタイプで、カールが少ないタイプです。

取り扱いサイズ:
A1(幅610mm)×30M
A0(幅914mm)×30M
B0(幅1067mm)×30M
B0ノビ(幅1118mm)×30M

厚み:260ミクロン
重量:270g/m2

sdgs

まとめ

いかがでしたでしょうか?
光沢紙、半光沢紙は高級感があり、細部に渡る色彩表現にも優れている印刷用紙です。
複数の呼び方があり、混乱しがちな光沢紙ですが、理解できれば用途に合わせて選びやすいかと思います。 また、素材によって仕上がりに差が出ますので、求められるクオリティ・質感によって使い分けてはいかがでしょうか。
より高品質、高発色で印刷したい場合は光沢紙、半光沢紙をぜひ、お試しください。

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