カラーラベルプリンターとは?
名前の通り、フルカラーでラベル印刷が可能なプリンターのことです。
EPSON・Canon・Brotherなど各社から発売されており、様々な業務に対応できるラインナップがあります。
カラーラベルプリンターの導入メリット
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メリット1プレ印刷が不要!
無地の用紙にフルカラー印刷出来る為、プレ印刷ラベルの準備が不要です。
プレ印刷ラベルを使用する場合は、ラベルの種類に応じて用紙を準備する必要があり、様々なタイプを印字する際は、その都度ラベル用紙の付け替えをする必要があり手間ですが、カラーラベルプリンターなら無地の用紙に様々なデザインのラベルを印刷可能であるため、効率的です。 -
メリット2ラベルの在庫管理や欠品の心配なし。欲しい時に欲しい分だけ。
プレ印刷が不要の為、予めラベル枠やカラー部分を印刷したラベルを在庫する必要がありません。そのため、欲しい時に欲しい分だけを印字することが出来るので、在庫スペースを縮小でき、デザイン切り替え時の在庫廃棄リスクも減らせます。
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メリット3ミスを防止・削減!
見やすく分かりやすいカラーラベルを使用する事で、重要な情報にハイライトを付け強調したり、カラーで素早く判別が可能になり、ミスの防止・削減が期待できます。ミスを起きにくくする工夫で、働きやすさ・安全性の向上が期待できます。
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メリット4ラベルのカスタマイズ自由自在!
その場で必要な分だけを印刷できる為、お客様や季節に合わせた修正や、日付などの可変情報を入れることも容易です。急なデザイン変更も社内で対応でき、新製品開発時に必要となる試作ラベルも機密情報を外部に漏らすことなく作成できる点は、内製化の大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
業種別・用途別モデルケース
食品製造業(商品表示ラベル)
課題
- 商品が多品種なため、ラベルの管理が煩雑
- ラベルの発注ロットが大き過ぎて無駄になる
- 商品ラベルと賞味期限などの可変情報を一元化したい
導入効果
- カラーラベルプリンターで、小ロット多品種のラベルをオンデマンド発行!
生産数量に合わせてラベルを発行することができるので、廃棄ラベル自体のコストを削減できます。 - 無地のラベルに直接カラープリントすることで、従来の外注印刷工程を大幅に削減。急な納期やラベルデザイン変更にも、迅速に対応できます。
- 商品ラベルと、賞味期限やバーコードといった可変情報をひとつのラベルにすることも可能!作業工程を減らすことのできる、業務改善の有効な手段となります。
機械部品製造業(現品票)
課題
- 作業ミス、配送ミスが多発している
- ラベルの在庫管理、版作成の手間が多い
- ラベルのかけ替え工数が多い
- 廃棄するラベルが多い
導入効果
- 作業内容、仕向地などにより色分けすることで、視認性を向上し、ミスを削減。
- プレ印刷の場合必要だった在庫スペースや在庫管理の手間を削減できます。
- 無地ラベルの使用で、かけ替え回数は最小限。また、インクジェット方式なので面倒なリボンのセットも不要。必要なときに必要なだけラベルを発行できるので、廃棄するラベルが大幅に減ります。
化学工業(GHS対応ラベル)
課題
- GHSへの対応に迫られている。GHSラベル表示には「注意喚起語」、「シンボル」、「絵表示」、「危険有害性情報」、「注意書き」、「商品および供給者の特定」が必要とされています。
導入効果
- 絵表示をカラーでプリント出来る為、注意喚起がより一層引き立ちます。
青果仲卸業(生産者ラベル)
課題
- トレーサビリティを強化したい
- 成分表示の義務化に対応したい
- ブランドイメージと商品価値を向上させたい
- プレ印刷ラベルの在庫を軽減したい
導入効果
- 目を引くキャッチコピーで売上アップ!
- 生産者、販売者情報や成分表示を記載し、安全性のアピールに!
- QRコードで生産者情報を公開。トレーサビリティを強化できます。
医療材料製造業ラベル(現品表示ラベル)
課題
- 小ロット多品種商品へのラベル対応
- 医療機関、卸・販売業者へのサービス向上
- 社内ラベル貼付業務の改善とコスト削減
- ガイドライン変更による廃棄ラベルの発生
導入効果
- 必要な時に必要枚数を印刷可能なので、小ロット多品種商品へのラベル対応可能。
- プレ印刷ラベルの用意、付け替えが不要。在庫管理業務も軽減できます
- 法改正などによるガイドライン変更により、ラベルデザインの変更があった場合、オンデマンドカラーラベル印刷であれば、社内でデザイン変更の対応が可能。廃棄ラベルの発生を防ぎます。
院内物流管理システム(SPD)ラベル
課題
- 保険請求の見落としによる請求漏れが生じている
- 色付きのプレ印刷ラベルを使用しているが、ロール紙交換の手間や、プレ印刷ラベルロール紙の大量在庫でスペースがかさみ、負担になっている
- 細かなニーズに合わせて色やフォームを変更したい
導入効果
- フルカラー印刷により識別がより容易に。ミス防止に貢献。
- 在庫管理やラベルのかけ替えの手間を削減。
- 細かな修正も社内ですぐに修正可能。ラベル廃棄も最小限に。
病院/給食センター(食札)
課題
- 面付けして出力したラベルを断裁すると仕分け作業の手間が発生
- 職員と患者の両者における給食の取り違えを防ぎたい
導入効果
- 印刷指示した順番で食札を出力できるので用紙の裁断や順番の確認作業が不要。
- ピックアップ時に重要な情報をフルカラーで表示が可能。見間違え、見落としを防ぎ、取り違えなどのミスを防止します。
ギフトラッピングやパッケージ印刷
課題
- ギフトラッピングやショップラッピングで他店と差別化したい
- お客様に合わせたパッケージを提案したい
- 製造年月日など可変情報を印刷したい
- 季節に合わせた販促物やPOPを作成したい
導入効果
- 1枚から作成できるので、オリジナルのパッケージやラッピングシールも思いのまま。他社との差別化に。
- 季節感のあるラベルも欲しい枚数だけ印字可能。在庫廃棄のリスクを低減できます。
- 製造年月日やアピールポイントなどを一元印刷。手間の削減にも貢献します。
おすすめカラーラベルプリンターの特色紹介
EPSONラベルプリンター
コンパクト・省スペースな多機能カラーラベルプリンター
フルカラー・高画質を備えながらも、幅310㎜高さ261㎜奥行308㎜のコンパクトボディ設計。店舗、工場のライン、オフィス等設置場所・利用目的を選びません。
また、自動ノズルチェック機構によりノズル詰まりを自動でチェック&クリーニング。安定した品質のプリントを行うとともに、メンテナンスの手間と時間を軽減します。
Canonラベルプリンター
4色インクジェットでフルカラーオンデマンド出力
4色のインクジェット方式によりラベルのフルカラー出力を実現。また高発色な染料インクを採用することで、表現豊かなフルカラーラベルを、オンデマンドで発行することができます。長さ6mm~500mmのさまざまな用紙に対応しています。
おわりに
いかがでしたでしょうか。業種によって使い方は様々ですが、多彩な用途に応えるラベルプリンター導入・ラベルの工夫で、作業効率化・ミス防止が期待でき、働きやすさを向上できるのではないでしょうか?
皆さんはラベルプリンターと聞くと、どのようなものを思い浮かべるでしょうか?
白地に黒文字の単色印刷で、プリントできるのは文字・記号程度・・というイメージの方も多いかと思います。
今、モノクロ印刷のラベルからカラーラベル印刷に切り替えて、ミス削減・業務効率アップを実現している企業様が増えているのをご存じでしょうか?